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棚卸商品など在庫回転期間、在庫回転率の計算式と計算方法

会社を経営されている方にとって、

在庫は経営にとても大きな影響を与えます。

 

会社規模が大きくなってくると、

この在庫管理も大変になってきます。

 

棚卸商品などの管理と在庫回転期間、在庫回転率について

 

在庫管理を怠ると、

現金が在庫になったまま、

現金化されないのを放置することになるため、

最終的には資金繰りが悪化し、

会社の安全性が損なわれてしまいます。

 

そこで在庫状況を全体的に把握するため、 

在庫回転期間、在庫回転率といった

在庫による安全性分析が効果的です。

 

在庫回転期間・棚卸回転期間とは何か、その計算式と計算方法

 

在庫回転期間・棚卸回転期間とは、
商品を仕入れてから、どのくらいの日数で

販売できるのかを把握する分析指標です。MP900431290.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

 

棚卸回転期間・在庫回転期間は、

一般的に期間が短いほど商品を仕入れてから

在庫となっている期間が短く、

よく売れていることになります。


 

逆に在庫回転期間が伸びてきた場合には、

在庫過剰や、デッドストック(売れ残り)があるのではないかと疑う必要が出てきます。

 

この在庫回転期間を把握するための算式は以下のとおりです。

(今回はイメージをしやすくするため、日数にて説明します。)

在庫回転期間(日数) = 棚卸資産 ÷ 売上原価 × 365

 

在庫回転率・棚卸回転率とは何か、その計算式と計算方法

 

在庫回転率、棚卸資産回転率とは、

棚卸資産(在庫)を効率的に売上に結びつけているかを

把握するための指標です。

 

これを算式に表現すると

棚卸資産回転率 = 売上原価 ÷ 棚卸資産  となります。

 

在庫回転期間、在庫回転率の分析のポイント

 

在庫回転期間、在庫回転率については、

季節変動などで在庫が一時的に多くなる業種などの場合には、

ある一時点のみの分析では、

正しく経営判断ができなくなりますので、

長期間の指数の平均値を利用する必要が出てきます。

 

このように財務分析は、

一時点のみをとらえるのではなく、

その企業の傾向がどのような傾向なのかをとらえ、

その傾向に応じて対策を講じていくことが重要です。

 

 

在庫以外の企業の経営分析に関する情報はこちらからご確認下さい。

 

決算書の見方や各種ポイントについて記載しております。

→ 貸借対照表(BS)や損益計算書(PL)など会社の財務諸表の読み方や見方

 

 

売上債権の回収状況に関する安全性分析については、

こちらからご確認下さい。

→ 売掛金などの売上債権回転率・売上債権回転期間の計算式

 

 

仕入債務の状況をを通じた安全性分析については、

こちらからご確認下さい。

→ 仕入債務回転率と仕入債務回転期間の計算式や計算方法

 

 

匠税理士事務所では、

各種財務分析や経営分析を活用した経営コンサルティングを行っております。

 

サービスの詳細はこちらよりご確認下さい。

 

→ 法人のお客様向けサービス一覧

 

 

 


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最終更新日:平成26年4月26日

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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