キャッシュフロー計算書と資金繰り表の作成目的の違い
資金繰り表を作っているから、
キャッシュフロー計算書はいらないのではないか・・・・
このようにお考えの方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、
両者の作成目的の違いを記載してみました。
キャッシュフロー計算書と資金繰り表の違い
キャッシュフロー計算書の作成目的は、
お金の流れを理解し、
何故お金が増減したのかを把握することを
主たる目的としています。
そのため、
大きく以下の区分に分けて、
それぞれ、どの区分に原因があり、
お金が増減したのかを把握することが重要になります。
1 営業活動によるキャッシュフロー
企業が本業で得たお金の流れを示します。
したがって、最も重視すべき区分となります。
2 投資活動によるキャッシュフロー
投資活動のお金の流れを示し、営業活動で得たキャッシュフローを、
固定資産の購入など、どのように投資しているかを把握します。
3 財務活動によるキャッシュフロー
財務活動でどれだけお金が増減したかを示し、
主として借入金の追加や返済などがこれに当たります。
キャッシュフロー計算書では、
これらの区分ごとに
お金の増減を分析することより、
お金をしっかりと管理し、
対策を講じていくことを可能にします。
一方、資金繰り表の作成目的は、
お金の流れを把握するというよりは、
一定期間先の将来にわたって、
会社の資金が不足しないか検証し、
資金の先を読むための資料となります。
したがって、
キャッシュフロー計算書と資金繰り表は、
お互いに補完し合うような関係にあり、
それぞれ作成することで、
かなりの効果が企業にもたらされます。
キャッシュフロー計算書と資金繰り表の作成支援
匠税理士事務所では、
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最終更新日:平成26年7月20日