売上高と営業利益:営業利益率の計算方法・算出方法
匠税理士事務所へご訪問ありがとうございます。
経営支援担当の税理士の水野です。
【 金融機関で融資を申し込んだところ、 】 【 営業利益の推移の説明を求められた 】
ということがあるように
営業利益は決算分析する上で、 重要な指標です。

営業利益は何故重要な経営分析指標なのか
営業利益は、なぜ重要なのでしょうか。
それは、売上高から売上原価を除いた利益である
売上総利益(粗利)から販管費など会社運営上、
通常必要とされる費用項目を除いた利益であり、
会社が、【 本業の商取引で利益 】を幾ら出せたか
分かる指標だから重要なのです。

ちなみに販売管理費の代表的な費用項目としては、以下のような費用が挙げられます。
役員報酬・給料・賞与・退職金・・・(人件費など)
福利厚生費・・・・・・・・・・・・・(社員の結婚祝いなど)
法定福利費・・・・・・・・・・・・・・・・・(社会保険料など)
会議費・・・・・・・・・・・・・・・・・(打ち合わせ費用など)
交際費・・・・・・・・・・・・・・・・(得意先への接待費など)
旅費交通費・・・・・・・・・・(タクシー代や電車代など)
保険料・・・・・・・・・・・・・・(会社で入っている保険料)
水道光熱費・・・・・・・・・・(水道・電気・ガス代など)
減価償却費・・・・・・・・・・(建物などの価値の減少分)
広告宣伝費など

営業利益=売上高―売上原価―販売管理費となり
営業利益が赤字の会社では、
営業利益= 粗利 < 販売管理費等の固定費 となり、粗利が固定費に負けている状態なので、
粗利(売上と原価)を見直すのか、
固定費(会社維持費)を見直すかの話になります。
営業利益率の計算・算出方法について
売上高に占める営業利益の割合を、
分析指標としたものが売上高営業利益率です。
営業利益 ÷ 売上高 =売上高営業利益率
現在のような企業間の競争が厳しい時代では、
売上高や売上総利益(粗利)を伸ばすというのが、難しい経営状況なので、
会社の余分な経費を削り込むということで、
営業利益を出している企業が多く見られます。

このように営業利益とは、会社の純粋なモノやサービスを介して稼ぐ力と、
会社の内部をいかに適切に管理出来ているのかが、数字となって表れるため経営者の能力が、
もっとも分かる指標です。
会社の営業利益が赤字ということにならないように売上総利益(粗利)と営業利益を
しっかりと意識した経営を心掛けましょう。
このように粗利【売上・原価】・固定費【維持費】に高い意識をもって経営を行っていると
金融機関の融資面談などの場でも、あらゆる質問に的確に回答できるようになります。
固定費は取り組む意欲があれば削減は容易です。 一度削減できれば油断しなければ増えませんので、 まずは守り【固定費の見直し】、 そして攻め【粗利見直し】が理想の展開です。
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執筆者・文責 税理士 水野智史
売上高と営業利益:営業利益率の計算方法・算出方法は2025年4月の内容で記載してます。
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