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売上が伸びているのにお金が足りない原因とは・・・

会社の資金繰りについて聞かれた場合、

当面の資金繰りなら
社長さまの頭に入っているという方も

多いのではないでしょうか。

 

しかし、安定した経営を行い、

会社の規模を大きくするためには
長期的な視点で、会社の収支を
予測した経営を行う必要があります。

 

 

売上が伸びると、会社の資金繰りは一時的に苦しくなる?

 

ある日J社の経理担当Mさまより

ご連絡をいただきました。


Q:このところ順調に売上が

   伸びて儲かっているはずなのに
  なぜか資金繰りが苦しいのです。
  どうしたら良いでしょうか?

 

A:社長、売掛金や在庫の状況は点検されていますか?

  売上が伸びて、

  利益がでていれば十分なお金があり、
  本来なら資金繰りを気にする必要がありません。MP900387700.JPG
  

  それなのに、

  なぜ資金繰りが苦しいのでしょうか。

 

  多くの会社では、

  毎月の業績を見るときに

  一番重視するものが売上、
  二番目が利益です。

 


  売上を増やしてもっと利益をだそうとすると、
  先に在庫を確保する必要があるので、必ず在庫が増えます。

  利益が増えるのですから、

  営業の戦略としては正しいですのですが、

  

  この事業拡大に伴って必要となる運転資金を

  増加運転資金といい、

 

  

  この増加運転資金をコントロールすることが、

  黒字経営で、かつ資金繰りが良い会社になるために一つのポイントとなります。
  

 

売上を伸ばすと同じ位、資金管理は重要

 

  しかし、お金のことを考えないで

  売上を拡大しようと思うと


  先に商品を仕入れて、お金を支払い
  代金を後から回収するまでの間に
  給料や家賃などの経費の支払い、借入金の返済などで
  在庫を仕入れるためのお金がなくなってしまいます。

 

  このように表面上、利益が伸びていても
  会社にお金がないという事態がしばしば発生します。

 

  どれだけ売上が上がり儲かっていても、
  手元に支払うだけの現金がなければ倒産をしてしまいます。

 

  このようなときには、売上を伸ばすことと同じく
  現金の過不足を管理することも重要であるということを

  再度しっかりと認識し直す必要があります。

 

  (関連記事:黒字倒産とは何か、どうやって防ぐのか?)

 

 

増加運転資金などの問題を解決する資金繰り表

 

早速経理担当のMさまと一緒に

資金繰り表の作成をしました。


「資金繰り表を作成して、いつのタイミングで、
 いくら資金が不足するのか一緒に確認してみましょう。」

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初めは、誤差がでてしまうことも多かった資金繰り表の作成も
次第にわずかな誤差で作成することができるようになり、
会社のお金の動きがおえられるようになりました。

 

あわせて、在庫改善や、

売掛金改善、売上商品別改善、借入金改善などの
経営改善を毎月根気よく続けました。

 

資金繰りというと

資金調達(お金を借りてくる)イメージが強いですが
実務上は、経営改善が一番重要です。

(関連記事:中小企業と資金繰り対策(資金繰り表の作成) )

 

なぜならば、

経営改善を行い問題の根本を改善しない限り
資金不足は繰り返されるためです。

 

売上が急激に伸びている社長さま
今日からでも資金繰りを始められてはいかがでしょうか。

 

 

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最終更新日:平成26年12月7日


水野


宮崎