損益分岐点売上(損益分岐点)と会社経営
自己資金もしっかりと貯めて、
創業融資などと合わせて必要なお金をしっかり準備し、
店舗も家賃が安いところを借りられて、
人もまずは最低限の数から始めることで営業を開始。
ここまでの準備は万全です。
しかし、実際営業を開始してみると、
・勤務時代のように集客がうまくいかない・・・・
・当初想定していたように売上がなく、不安だ・・・・・・
というように、
最初からうまくいかない方も少なくないと思います。
赤字経営と黒字経営の境界線である損益分岐点売上(損益分岐点)とは
ここで一番怖いのは、
何が問題なのか、よく分からなくなり、
場当たり的な経営をしてしまうということです、
創業当初は、
中々うまくいかないという状況に陥りがちですが、
こうした状況で経営者の方に、
一番意識して頂きたいのが損益分岐点売上です。
損益分岐点売上は、
会社が黒字になるか、
この境界線となる損益分岐点売上を
達成できれば、お金は減らない状態になります。
お金が減らない以上は、
生き残れますし、改善策を練れば黒字にすることも可能です。
また、損益分岐点売上は経営する上での最低限の目標なので、
努力すれば多くの場合は到達できるという売上になります。
まずは目先の目標を一つ一つ超えていくことで経営が安定してきます。
以上のことから、損益分岐点売上は経営者にとって重要な指標となります。
損益分岐点売上(損益分岐点)の計算方法
< それではこの損益分岐点売上は、どのようにして計算するのでしょうか? >
損益分岐点売上 = 固定費 ÷ (100% - 変動比率* ) で計算できます。
ちなみに
*上記でいう変動比率とは、変動費 ÷ 売上 で計算します。
<参考:用語の意義>
固定費・・・売上とは関係なく毎月定額で発生する経費。
例:家賃・人件費・機材のリース料・借入金に対する金利など
変動費・・・売上に応じて金額が変動する経費
例:飲食店の材料など
損益分岐点売上をしっかりと抑えていくことが、
黒字経営を実現するための第一歩です。
損益分岐点売上(損益分岐点)と経営について
更にこの損益分岐点を起業してしばらくすると
超えてきますが、それでもまだまだ安全圏ではありません。
継続的に購入してくれる安定した得意先などの売上のみで
この損益分岐点を超えて初めて、経営が安定するといえます。
損益分岐点は、とても意味が深いですね。
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最終更新日:平成26年12月6日
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