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利益を確保し黒字経営するのためには何が必要か、経営のポイント

利益を出すためには、どうしたら良いか。

時代によって、人やモノ、売価や商品は常に変化し続けるため、黒字経営は永遠のテーマです。


・赤字の会社を黒字にする
・黒字経営の会社であっても業績改善が必要な場合
には、どんなところから始めるべきでしょうか。


黒字会社の経営者様の共通項として、自社の損益に対して、

儲かる型(経営戦略)をお持ちであり、

かつ、下記のポイントを抑えているという共通項があります。


会社を経営されていると、沢山の問題に直面するので、問題が複雑になってきます。

今回は、利益を出すためのポイントを、シンプルに考えられるよう、大きく3つにしぼります。


◇目次


① 売上を確保する販路の点検

② 粗利を確保する商品と得意先の点検

③ 役立たない固定費がうまれていないかの点検



黒字経営のポイント(経営分析と財務指標)

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売価に対する粗利(付加価値)の割合が適正か

・・売価の〇〇%の粗利を確保する商品や得意先の構成


売価に対する営業など売上につながる経費割合は適正か

・・目標売上を達成するために、どのように営業経費を使うか


売価に対する管理に要する経費は妥当か

・・事務所賃料や管理部門の人件費が前年比でどう変化したのか






売上を確保する販路の点検


売上至上主義の落とし穴と売上総利益(粗利)の重要性



売上を伸ばすことは、とても難しいことです。

社長様の多くの時間は、この売上を伸ばすことに注力されます。


売り上げを伸ばすためには、商品の開発や改良、人の教育(技術力向上)
売価の設定、販路の開拓が必要となります。

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売上は伸びれば伸びる程、良いことなのですが、
注意すべきことがあります。


社長の仕事に必要な利益とお金が確保できる売り上げが必要となるという点です。


例えば

  • 建築業などで、大規模な工事を受注し、手間のかかる工事となってしまい、
    長期工事にもかかわらずほとんど利益が出ていないケース。
  • 卸や小売りで、在庫を大量に抱えて利益はあるがキャッシュがないケース。
  • 価格交渉の多い得意先や、入金遅延の多い得意先があるケース

  • こうしたことから、取引するかを決める前に、

    ○粗利がどれだけ会社に入るかを見極める

    ○適正在庫を保てるような在庫管理ができるか見極める

    ○その得意先と取引をして大丈夫か見極める

    をよくよく検討してから、会社として取引きを行うべきか判断すべきです。

     

    ◇関連記事



    粗利を確保する商品と得意先の点検


    商売の源である粗利をしっかりと確保できているのか、を確認します。

    低すぎる場合には、この立て直しが急務となります。


    この粗利(売上総利益)を改善しない限り、コストカットで利益を出していくしかないのですが、

    コストカットも限界があるため、

    ビジネスの根幹である粗利を改善することが必要になってきます。


    ◇関連記事



    役立たない固定費がうまれていないかの点検


    ◇営業など売上につながる経費は適正か


    粗利を確保するために、攻めである営業面に経費が使われているのかを検証します。


    少なすぎると売上UPは難しくなりますし、

    長い目で見ると、ライバルとの力関係も悪化していきますので、売上が下がっていくことになります。


    市場における地位の確保のためにも営業という攻めに適正な投資を行うことが重要です。


    営業では、自社の広告宣伝の他
    良い取引先へのアプローチのため、新しい商品や技術の研究、外注先との交渉といったことも含まれます。



    売価に対する管理に要する経費は妥当か


    粗利を確保して、ここから会社の家賃や、人件費などの固定費を引いて、会社の本業の力を示す利益が算定されます。

    外注と内製化、どちらが会社にとって有利かの説明図.jpg

    そのため固定費については常に見直しを行うことが、最終利益を確保するためには不可欠になってきます。


    固定費の見直しは、必要な管理費(固定費)を削ってしまうと、

    逆に売上総利益(粗利)に悪影響が出てしまうこともあります。


  • 売上に関係してくるもの
  • 売上に関係してこないもの
  • お客様への満足度向上のために役立つもの
  • お客様への満足度向上のために役立たないもの
  • をしっかりと見極めて役割を果たしていないものがないか検討することが重要です。


    人件費などは、簡便的な日報も有効です。

    こうした改善を一つ一つしっかりと行っていくことで、最終的に利益が会社に残りやすい体質になってきます。



    ある程度の管理機能を持っている方が利益は出やすくなります。

    粗利別得意先一覧なども有効です。



    経営分析や財務指標を用いた経営戦略


    各種指標を用いた経営分析を行って、こうした大きく分けて3つの視点から会社全体を見ていくことで、

    黒字経営のための改善点や経営の戦略が浮かび上がってきます。


    経営戦略という大枠が決まれば、経営の戦術という細かい打ち手は、容易に浮かんできますので、

    この戦略という大枠を、見誤らないためにも大きな視点で自社の課題を抑えることが重要です。


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