匠税理士事務所TOP > お役立ち情報 > 匠からのお知らせ

「人の質」、「サービスの質」にこだわりお客様をしっかりとお守りできる事務所を目指して

与信管理や信用調査のための企業情報で利益剰余金の調査は重要

・新規取引の依頼を頂いたが、

 取引金額が大きいし、入金されるまでの期間が長い・・・・・ 

 新規で取引をするための調査ではどこを見ればよいのだろう?

 

 

・業界で得意先の色んな噂を耳にするが、

 与信管理の際に決算書のどこを見ると分かりやすい?

 

経営者の方でこのような悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。

それでは与信調査でどこを調べると効率的でしょうか?

 

 

利益剰余金は与信管理や信用調査では重要な企業情報

 

新規で取引する際に、

相手先の決算書を確認するということもあります。

その際に色んな勘定科目がありますので、

見るべきポイントは沢山あります。

 

例えば当期純利益。

これがマイナス、

つまり赤字だと好ましくないのは当然ですが、

 

これがプラス、Fotolia_24405344_XS.jpg

つまり黒字なら良いのでしょうか。

 

 

そうではありません。

前期以前は大赤字で、

たまたま当期何らかの理由で

黒字なのかもしれません。

 

 

 

 

そこで資本の部にある利益剰余金という指標を確認すべきです。

利益剰余金は、会社を設立してからこれまでの獲得した利益の累計だからです。

 

 

したがって与信管理や与信調査の際に

利益剰余金があれば、

会社を設立してこれまで累積で見て黒字経営をしている堅実な会社であることが分かります。

 

逆にここが大赤字だと、これまであまり経営が、

うまくいっていない会社ではないかと注意してみることが重要です。

 

 

利益剰余金は操作されにくい項目(マイナスの利益剰余金は要注意)

 

与信管理や与信調査の際に、

注意したいのは粉飾決算ですが、

 

この利益剰余金は、

会社を設立してからこれまでの累積であるため、

特定期間粉飾をして黒字にされていても、

継続的な赤字会社の場合には、

この利益剰余金はマイナスになりがちです。

 

そのため利益剰余金は、

与信調査や与信管理で有効な企業情報の一つとなるのです。

 

もちろん、与信調査・与信管理には様々な数字を利用すべきですが、

利益剰余金を確認することはとても効果的です。

 

 

利益剰余金など財務情報を活用した経営支援サービス

 

匠税理士事務所では、

会社の財務分析などを活用した

経営コンサルティングに力を入れております。

 

 

経営相談やコンサルティングをご希望の方はお気軽にご相談下さい。

匠税理士事務所のコンサルティングサービスにつきましては、

下記よりご確認下さい。

→ 法人を対象とした経営支援サービスの一覧 はこちらから

 

 

起業支援に関するサービスについては下記よりご確認をお願いします。

→ 起業や創業支援サービスの一覧 はこちらから

 

 

その他のサービスなどについてはこちらから 

東京都の税理士なら匠税理士事務所 TOPページへ戻る


 

 

その他の決算書の読み方のポイントについては、

こちらからご確認下さい。

貸借対照表や損益計算書など会社の財務諸表の読み方や見方

 

 

その他の経営お役立ち情報はこちらからご覧ください。

黒字経営コンサルティング お役立ち情報

 

女性税理士の宮崎千春による起業塾

 

最終更新日: 平成26年12月6日

 

 

 

 


水野


宮崎