仕入債務回転率と仕入債務回転期間の計算方法・計算式
匠税理士事務所へご訪問ありがとうございます。
経営支援担当の税理士の水野です。
会社の財務状態の安全性を分析する上で、
・売掛金などの売上債権
・在庫などの棚卸資産
・買掛金などの仕入債務
に関する項目が大きく分けてあります。
今回は買掛金等の仕入債務項目を中心とした
仕入債務回転率と、仕入債務回転期間の計算方法を取りあげて説明致します。
仕入債務回転率の計算方法や計算式
仕入債務回転率は、買掛金などの仕入債務と
商品の仕入高との関係を見る指標であり、
仕入債務は、買掛金・支払手形が主としてなります。
これらを用いた分析指標である仕入債務回転率を
算式に表現すると、以下のようになります。
仕入債務回転率 = 売上原価 ÷ 仕入債務
上記の仕入債務回転率が高い場合には、
商品仕入の買掛金・支払手形等の仕入債務に対し
現預金支払期間が短くなっている事を意味します。
このような場合、商品等の仕入先に何かの理由で
決済条件短縮化や現金決済を要求されていたり、
これら条件が悪い仕入先と取引が開始された等で
資金繰りが悪化していることが考えられます。
仕入債務回転期間の計算方法や計算式
仕入債務回転期間とは、仕入債務回転率の逆数で、求められる安全性分析の指標の一つです。
仕入債務回転期間は、次の算式で表現できます。
仕入債務回転期間= 仕入債務 ÷ 売上原価 × 365
(イメージしやすくするため、日数算式を掲載)
仕入債務回転率と仕入債務回転期間などの財務分析のポイント
仕入債務回転率と仕入債務回転期間にあたっては、1年間のみの仕入債務などで計算すると、
経営判断を誤る恐れがあることから過去2~3年の分析を行うことが重要です。
これにより全体としての傾向を抑えることができ、適切な改善策を講じることが可能になります。
所属税理士やサービスライン全般は、
こちらからご確認をお願いします。【↓】
【→ 品川区の税理士は匠税理士事務所】

現役経営セミナー講師・税理士水野が執筆する
経営者のためのお役立ち情報はこちらから【↓】
【→経営コンサルタント・税理士 水野の寄稿・原稿など執筆や記事のお役立ち情報館 】
担当税理士や提携専門家詳細につきましては、
こちらからご確認をお願いします。

会社設立・創業融資など起業支援と法人化
匠税理士事務所では会社設立・創業融資など
起業支援や法人化に力を入れております。
各サービスラインは以下でご確認下さい。
設備投資のための資金など創業融資はこちらから
【 → 日本政策金融公庫の創業融資に強い税理士は匠税理士事務所 】
株式会社を設立して起業するなど
会社設立サービス・起業支援はこちらから
【 → 品川区の税理士による会社設立】
現役経営セミナー講師・税理士水野が執筆する
経営者のためのお役立ち情報はこちらから 【↓】
【→経営コンサルタント・税理士 水野の寄稿・原稿など執筆や記事のお役立ち情報館 】

執筆者・文責 税理士 水野智史
仕入債務回転率と仕入債務回転期間の計算方法・計算式は2025年4月の内容で記載してます。
シェア又はフォローで応援をお願いします!!
#仕入債務回転率
#仕入債務回転期間
#財務分析