品川区の制度融資の内容や仕組みと創業融資
匠税理士事務所は世田谷区や目黒区、品川区を中心に会社設立や融資支援などを通じて、
起業支援に力を入れている会計事務所です。
今回は品川区で会社設立などをして起業をお考えの方に向けた融資につきまとめました。
品川区の起業家向け資金調達には、日本政策金融公庫の創業融資と品川区による融資制度が検討ができます。
今回は品川区よる制度融資につき掘り下げます。なお、既に品川の制度融資はご存じで、創業計画書や面談サポートなど融資サービスを知りたい方は、下記にてご確認をお願いします。
また、品川の制度融資をお知りになりたい方は、引き続きこちらをお読み下さい。

品川区の制度融資の内容と申し込みの流れ
品川区の制度融資あっせんの相談と申し込みの窓口は、品川区 商業・ものづくり課 中小企業支援係で行ってます。
貸付限度額や貸付期間、金利などの面で民間金融機関よりかなり有利な扱いとなっている反面、
商工相談員との面談を予約し、複数回の来所が必要となります。【つまり手間・時間がかかります】
創業支援資金【 限度額 】・・2,000万円まで
【 利率 】・・初創業 本人0.2%内 表面利率1.6%内
【 返済期間 】・・10年以内(設備・据置12カ月を含む)
【 使い道 】・・運転、設備、運転・設備の併用
【 保証料補助率 】・・初めての創業の場合・・全額
品川区の制度融資の流れ<1>金融機関への相談
取扱金融機関へ借入の相談をしてください。
<2>面談予約・あっ旋申込
品川区の商業・ものづくり課 中小企業支援係で予約を取り、商工相談員と面談をします。
面談の内容
・創業支援資金あっ旋の申し込み要件の確認
・該当する方には、あっ旋を受けるために必要な今後の手続きを説明します。
申込は、税理士・金融機関の代理申請はできません。
しかし、以下で述べる方法で十分に対策は可能です。
商工相談員のアドバイスを受けながら、申込者自身で創業までの計画を立ててください。
最終的には創業計画書(区指定様式)を含め、必要書類を提出してください。
商工相談員による確認ができましたら、取扱金融機関あての紹介状を発行します。
具体的な資金計画を立て制度融資の必要性が認められるようにしておくこと、日頃から帳簿類を整理し経理内容を明確にしておくことが大切です。
<4>金融機関・信用保証協会の審査と可否決定
紹介状を取扱金融機関へご提出ください。
取扱金融機関で審査を行い、可否が決まります。
なお、信用保証を利用する場合には、東京信用保証協会による審査も行われます。
(100%保証もしくは80%保証になります)
東京信用保証協会が審査後、保証可否の報告をします。
金融機関が、申込者、品川区へ可否報告をします。 <6>実行
実行後、品川区が申込者へ保証料補助を行います。※
実行後、区から金融機関へ利子補給が行われます。 区負担分利子は区から金融機関へ振り込まれます。
※申込者は信用保証協会へ信用保証料を支払います。区が信用保証料の全部または一部を補助します。
紹介状発行時に「信用保証料補助制度のご案内」が出されますので、必要事項をご記入の上、取扱金融機関へ提出してください。 後日、区から申込者の指定口座へ直接振り込まれます。
申込対象○ 初創業は、企業の代表者でない者が、品川区内に創業する場合又は創業し事業を継続して5年以内の場合 ・・・個人事業主として創業予定の方は、創業に必要な資金総額1/3以上の自己資金が必要になります。
○ 税金滞納してない事(分納は未納されます)
○ 東京信用保証協会の保証対象業種を営んでいること
・・・・・定款の事業目的に、信用保証協会の保証対象業種以外はいれないようにしましょう
ポイントのみ記載し、一部は省略しております。
品川区の制度融資や創業融資を受けるポイント
品川の制度融資や日本政策金融公庫の創業融資では、事業計画書などの書類の審査に重点が置かれます。
つまり、制度融資を受けるためには、創業計画書など関係書類を適正に作成することがカギとなります。
品川区の制度融資については、これらの一連の作業を全て自分で行わなければなりません。
一方起業では、本業に集中したいというニーズや時間がないケースもあるかと思います。
日本政策金融公庫の創業融資も起業する中小企業に手厚い制度です。
利用要件が制度融資より緩く、面談も1回なので時間もかかりません。
また可否判明にかかる期間が2週間程度なのも魅力です。こちらも合わせて検討することをお勧めします。
匠税理士事務所の創業融資支援サービス
それでは、品川区で会社設立をされて起業をお考えの方にとって日本政策金融公庫の創業融資と上記の制度融資どちらがお勧め方というと、
やはり日本政策金融公庫の創業融資がお勧めです。その理由は、大きく分けて2つあります。
まず日本政策金融公庫の創業融資は面談が1回で、
申し込みから実行までの速度が早いということです。
起業ではスピード感が重要で資金面が後手に回ると全てが遅れ始めることになってしまいます。
次に、日本政策金融公庫の創業融資と品川区の制度融資の両方をご検討される方は、
両方の書式での創業計画書が必要になってきますが、内容はほぼ同一ですので、まずは日本政策金融公庫の創業計画書を作成してこれを基にして、少しハードルが高い制度融資の計画書を作るようにすると効果的だからです。
匠税理士事務所では、品川区の日本政策金融公庫五反田支店と連携しており、創業融資をサポートするため創業計画書の作成支援や面談の対策などを行っております。
サービス詳細は、こちらでご確認をお願いします。

起業時の資金調達以外にも起業支援や会社設立なども承っております。
詳細につきましては、こちらからご確認下さい。

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