30代や40代・50代で起業するのに必要な準備や用意とは<K9>
終身雇用がなくなり、定年まで働くという方が減っている一方で、増加しているのが、起業する方の数です。
昔は脱サラといわれ、起業されるのが珍しかったのですが、
現在はITの進歩やPCなどを駆使すれば自宅でも事業を行うことができるため、起業は身近になりました。
では、いつ起業するのがよいのでしょうか。
事業内容にもよりますが、30代・40代・50代で起業される方は、比較的早く事業が軌道にのるケースが多く感じます。
それでは30代・40代・50代で起業するには何をすればよいのでしょうか。
30代・40代・50代で起業をする上で何を準備すれば良いのか
30代・40代・50代で起業をするにあたって、
時代によって、起業時に準備をすべきものは違いますが、いつの時代でも変わらないものは次の通りです。
優先順位別 起業に必要な準備や用意
優先順位1 起業後の資金の準備や起業資金集め
優先順位1...起業後の資金優先順位が最も高いものとしてお金の問題があります。
事業とは、資金を投資して、更なる資金を獲得していくため、資金は最も大切です。
経営者は資金が不足すると、正しい経営の判断ができない状態に追い込まれてしまいます。
この追い込まれた状態を元の状態に戻すためには、資金を投入するしかありません。
その資金の確保は
イ、金融機関からの融資
ロ、親戚などからの借入
ハ、売上を確保して資金を確保する
このような方法があります。
お金の不足した会社では
( ハ ) の売り上げを確保するために費やす時間が、お金の調達に回るという悪循環により
売上が更に落ち込んでしまいます。
悪循環に陥った時は、外部からの資金を入れるしか選択肢がありませんが、
自己資金(自分で貯蓄した資金)がなければ金融機関も動きません。
そのため会社員などお勤めのうちに
起業時に必要なものを購入するお金と
起業後、数か月間軌道に乗らなかったときにも耐えられる事業の運営資金や生活費を確保してから起業をすることが必要です。
( 関連記事:起業・開業はいくらまで貯める、用意するべき? )
( : 創業融資を申し込むために必要な書類とは )
優先順位2 起業後のビジネスモデルを作り、得意先や販路の確保
優先順位2...得意先や販路の確保
次に行っておくべきものは、ビジネスモデル(儲けの型を作り)、得意先や販路をしっかり確保することです。
①で説明の通り、起業後は売上を上げなければお金が入りません。
その間にも事業の経費や、生活の資金がかかります。
起業してしばらくは、経営よりも商売が成立するかどうかが最も重要です。
そのため、自分の商品を買ってくれる取引先や
自分の商品を売るためのルートをしっかりと確保してからの起業が大切です。
(関連記事:販売戦略は重要!自社販売か、代理店等の委託販売か?)
起業時には、どんな商品を、だれに、どうやって売るか
この商売が成立するかどうかが最も重要です。
そのためには
②の得意先や販路をしっかりと確保し
①のお金の準備を完了してから
起業の手続きに入りましょう。
起業して、お金がなくなった後では修正がききません。
得意先や販路の開拓とお金も問題はとても大切です。
これらが準備をできれば、大部分は起業後でも、解決できる問題となります。
◇自宅起業や在宅での一人起業は、30代や40代・50代の起業では意外と多い
起業当初は、スタッフなどを最初から雇用される方はまれで、一人で起業される方が多いのが実情です。
一人起業や自宅・在宅起業の場合は、固定費が削減できるため、
起業当初売上が上がりにく時期をしのぐことが出来ます。
自己資金が少ない状態で起業される場合や、建築業や製造業など多くの資金が必要な場合には、
自宅で起業するというのも一つの選択肢として上がります。
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