短期経営計画書と中期経営計画書の作り方や立て方
会社から組織への変革を行い経営を行う上で
経営者にとって、
短期経営計画書や中期経営計画書を作成することは、
とても重要な仕事です。
自分の会社の成長に必要な利益を得て
自分の描く組織を作り上げるために
・真のお客さまは誰なのか
・真の商品は何なのか
・どんな人材を採用して、どんな事業を行うのか
・何を通じてお客さまに利益をもたらすのか
これらが定まらなければ会社の永続的な成長・存続はありません。
これらに必要な、
短期経営計画書と中期経営計画書の作り方や立て方について記載します。
短期経営計画書と中期経営計画書とは何か?
会社には経営理念というビジョンがあります。
このビジョンをどう実現していくのかを
表現したものが、経営計画書となります。
したがって、これらの経営計画を立てる前に
ビジョン(経営理念)という
会社の根幹を考えるが必要あります。
(参考:経営理念と経営計画を作りたい方へ )
短期経営計画書は、
この経営理念や方針にしたがって1年先を
見通して、会社をどうするのかという
短期的な計画という位置づけになり、
たった1年先を見通した数字ですので、
その精度は比較的高い数字となります。
一方で中期経営計画書とは、
5年程先を見通したものをいいます。
この経営計画では、
『 5年後に自社をどのようにしたいのか 』
というイメージを実現するためのプロセスを、
各年度ごとに表現したものになります。
経営計画の立て方
経営計画を立てる際に、
1 最終的に獲得したい利益を決め、
2 予想される人件費や家賃などの経費を決め、
3 1 + 2 =必要な売上総利益(粗利) が求められるので、
これを売上総利益率(粗利率)で割り戻せば、
必要な最終利益を確保するための売上が決まってきます。
(補足:売上総利益(粗利)の意味についてはこちらからご確認下さい。)
自社が成し遂げたい目標利益を決定し、
経費は予想するのが簡単ですので、
この2つの要素を固定してしまえば、
後は達成しなければならない売上総利益率(粗利率)が
決まるというわけです。
この必要な売上総利益を決定するために
自社の商品や得意先、市場を踏まえて細かな戦略に落とし込んで
行くことになります。
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最終更新日: 平成27年1月27日