建設業キャリアアップシステム・ccus登録義務化やメリット・デメリットとは?
建設業界は、リニア・万博・マンションなど工事増加に対し人材確保が追い付かない人手不足状態にあります。
更に2024年4月から残業上限規制が始まり、 この人手不足の状況は加速するものと思われます。この人手不足が深刻化する建設業界対策一環で
国土交通省が建設キャリアアップシステム・CCUS制度を始めてます。
建設キャリアアップシステム・CCUSでは、
建設業に関する社員の保有資格や社会保険加入履歴、就業履歴等を管理する制度目的があります。
国土交通省は2023年度から「全工事でCCUSの完全実施」を目指しており
大手ゼネコンなど建設会社のみの制度ではなく
中小建設会社に関係する制度である事が分かります。
建設業界や建築業界のマイナンバーカードのように
中小建設会社から大手のゼネコンまで全ての建設業を対象にしたいという制度となります。
建設キャリアアップシステム・CCUSの具体的な制度運用ポイントは以下のようになります。1 技能者情報を登録したICカード・ccusカード交付
2 登録技能者が現場に入る際、ccusカード読み取り
3 登録技能者ごとの現場で就業実績や研修受講歴の記録
4 登録技能者のレベルでCCUSカードが4段階のレベルに色分けされる
5 所属する技能者のレベルや人数等に応じ施工業者の工事能力が4段階レベルで格付けされ、団体・国土交通省のサイトで公示される
建設キャリアアップシステム・ccus最大のメリットは、登録技能者の技術・専門性が把握可能になる点で
工事の元請け事業者に対し
「自社にはこうした有資格者が在籍している」ということをしってもらいやすくなります。
会社の専門性や技術力を先方に伝えられれば、 良さをしってもらうことで利益を確保した売価設定が行えます。確保した利益で建設業界・建築業界の社員の方は
技術力・専門性を示しやすくなり、給与アップなど待遇改善が期待できます。
また、これまでは建設業界や建築業界で負担だった工事作業員名簿の作成や、
建設業退職金共済(建退共)の手続きも建設キャリアアップシステム・CCUSで効率化されます。
建設キャリアアップシステム・CCUSが普及しづらい要因でもデメリットとしては、
システム利用でコストがかかる点です。
登録料は会社資本金に応じ、負担額は変わります。
また、これとは別にシステム管理者ID利用料金、現場利用料を支払う必要があります。
建設キャリアアップシステム・CCUSの費用は、初回登録時支払えば終わりではなく、
登録料は5年、管理者ID料は毎年かかります。
更に現場利用料は工事現場で作業員が勤務する都度料金が生じます。
このように建設キャリアアップシステム・CCUSを導入するときは、
社内の環境を整備し効率化が出来たり、得意先が建設キャリアアップシステム・ccusを正しく評価し
売価に反映してくださるような会社が得意先に多いようであれば
【 メリット > デメリット 】となりますので、CCUSは実行ですが、逆でれば単に負担が増える形になってしまいます。
社員の技術力や専門性が分かりやすくなることは、人材が充実している建設会社はプラスに働きます。
なぜなら社員の技術力や専門性で、新規工事の受注や優秀な人材獲得などにつなげることができます。
一方で高い技術力や専門性を有する人材が不足している建設会社は、
ますます優秀な人材や工事を獲得することが難しくなる可能性があります。
建設キャリアアップシステム・ccusの普及率が向上し
加入しなければ工事できない状況になる前に高い技術力や専門性を有する優秀な人材獲得がに動かなくてはいけません。
そのためには、自社の強みと弱みを把握した上で会社利益を増やし良い会社になる事が大切です。
建設業や建築業に強い匠税理士事務所
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魅力的な会社作りのため利益をいかに確保するか利益戦略コンサルティングを行います。
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詳細は会社規模などを伺っての個別見積りとなりますので、お気軽にお問い合わせください。
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建設業キャリアアップシステム・ccus登録義務化やメリット・デメリットとはどんな制度なのか?について御覧頂きありがとうございました。